ワークショップリポート6:SNDワークショップ(3日目/最終日)
2009.3.29 Sunday (ワークショップリポート 1/2/3/4/5/6)
途中経過はSND-Chinaのページで逐次報告されます。見てみてください。
私の2日目の講演は「なるほどと思わせるインフォグラフィックスのヒント」として
●やさしい言葉
●相手の視点・気持ち
●引き入れる工夫
●注目させる工夫
●わかりやすい工夫 ……を大きな柱で話した。
わかりやすく伝わるグラフィックスをつくるために、その第一歩「やさしい言葉をつかおう」ということで、ここ中国でも京都大学の火山学の鎌田浩毅先生にブリッジマンとして登場していただいた。世界に広げよう!
視点の移動の話でははいつものフレームが登場。
グラフひとつでもデザインの仕方で表情は激変する。(ソトコト/ロハス度チェック)
ヒントをいっぱい紹介したので彼らの日々にいい変化が出ればいいな。
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初日の講義終了後、チーム作品を作るためのチームメンバーが読み上げられ、3人ずつのチームになって重慶や周辺を紹介するテーマを求めて街に散っていった。
本日の午後の発表まで、講義の間をぬっての僅かな時間しかない。約7時間か。
午後からは18のチーム作品をチームごとにプレゼン、講評。
最終的にLily、Jeffと私の3人が下の3作品を選び、みんなの挙手でGOLD、SILVER、BRONZEが選ばれた。
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短時間でコレだけ作り上げた。将来がとても楽しみですね。
ウーン、こちらもウカウカしていらせません。がんばれ!ニッポン!
下の作品紹介にはラフスケッチも掲載するのでその過程もヒシヒシ伝わるはず。
GOLD……坂の多い重慶ならではの脚のダメージを表現
色を抑えて重要な所にだけ使う。よく人の話しを聞いている。Good work!
もっと動きのあるこんな感じの方が自分の経験と一緒になって魅力的では?と
ジェスチャー混じりで伝えるとあっという間に上のスケッチを描き上げた。嬉しい。
メイングラフィックスにうっすらと色をつけるともっとよくなる。
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SILVER……三峡ダムで沈んだ水中が見れる博物館を紹介
なかなかよくできている。唯一、地図と下部分の部品のレイアウトが気になる点。
折角の縦にひと続きの大きさを小さく分断することはない。ダム湖の深さを出したい。
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BRONZE……重慶美人は脚もきれいという表現
左のアンケート結果のチャートでもトップは重慶。坂も美人をつくる重要な要素か。
このチャート、黄色でなくグレイに抑えたらよかったろう。左に目が行ってしまう。
でもポスターや広告としたらこの作品が一番引き付けるのは確か。
インフォメーショングラフィックスとの違いがここに見える。
私としたら両方から良いとこ取りをしたい。
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みんな充実感たっぷりのいい顔してますね。……写真をクリックで拡大
中国中の新聞社などから65人も集まった。
《南昌晚报》李健军、《广西日报》刘恒、《齐鲁晚报》高峰、《新京报》丁华勇 、《青年时报》潘宇锋、《羊城晚报》周燕萍 、《潇洒晨报》龚万里、《东莞日报》谭阿卓、《每日新报》卞锐、王宇、《金陵晚报》成勇、《大众生活报》张栩、《华商晨报》方方、《华商报》杨筱、陈伟、《东方早报》赵冠群、刘建平、《郑州日报》夏普、《新文化报》麻茵、张毅、马勇、赵佳、李华、《重庆晨报》胡杨、张异、《北京青年报》邓宁、潘璠、袁国明、《江门日报》邓国一、《辽沈晚报》于雷、王小倩、靳室绂、《都市时报》冯颜、《天府早报》瞿洋、《楚天都市报》杨娇霞、《联合早报》李国贤、《华西都市报》阿沛、黄敏、谢丽娟、朱濉、《消费者导报》杨博文 宦雪杰、《半岛都市报》李光鹏、《遵义日报》刘璐、《东莞时报》齐承斌、郑伟华、《重庆时报》刘春田、李媛媛、雷冰、吕文涛、丁龙、陈静、王尧、《Yahoo!Taiwan》 李怡志、《搜狐新媒体(中国版Google)》张静波、解友亮、《中央美院设计学院》刘东涛、+通訳2人(英語/中国語:廖崇骏、日本語/中国語:马敏)
講師とSNDCスタッフ:
左から《美編之家》张浩、《Denver Post》Jeff Goertzen、《东方早报》王国庆、 ディレクター;陆嶺立 Lily Lu、《Tube Graphics》木村博之、《新民晚报》罗杰、《重庆时报》廖小静
http://www.abbao.cn/
参加者の新聞社を含む、中国各地で発行されている新聞のフロントページが見れます。
講演後、念願のカモのクビをプレゼントしてもらって、しばし感激。
浅野さ〜ん、これ、これですよー!
出かける前に浅野さんに教えてもらった重慶を舞台にした映画「ションヤンの酒家(生活秀 Life Show)」の中で、主役のションヤン(女優の陶紅/タオ・ホン/Tao Hong)の飲み屋でつまみとして売っていたのが鴨のクビだった。
男性に陶紅はどう?って聞いたらみんなニコッと笑いながら”いいねー”だと。
彼女の出身はここ重慶。おそるべし美人の産地です!
陶紅の公式ブログがありました!
陶紅、久しぶりに故郷重慶で火鍋を楽しんでいるではありませんか。(→4月22日)
トントントンとカットしてもらって夕食時にみんなのテーブルにお裾分け。
カモのクビの専門店の名「絶味(ジュエウェイと発音)」でこの料理を意味するそうです。本当は袋にある「絶味」の後の文字が本来の鴨のクビの意味です。
辛くてうまいんです。みんなで食べてしまいました。
持って帰らなくてごめんなさーい。
毎日辛くて美味しいものを食べていたら2キロ太った。
重慶、いいとこだったなー………明日、帰ります。
newsdesigner_按部就班のブログが全日を簡単に振り返っています。