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日経新聞のインフォグラフィックス「消えるフロンティア」

2013.2.5付 日本経済新聞 朝刊 9面 今週のアジアビジネスマップ は「消えるフロンティア 進出戦略、事業コスト見極め」というタイトル。労働賃金などの上昇や暴動などから、China+OneのOneの国を探してアジア進出を考えている企業へのメッセージ。インフォグラフィックスで各都市のビジネスコストを比較している。 リード文を紹介します。デザインのコンセプトがハッキリわかります…… 日本企業の進出先として脚光を浴びてきた中国は人件費の急上昇で製造拠点としての競争力が低下している。次の進出先として有望なのはどこか。日本企業が古くから拠点を構えてきたタイ・バンコクを100としてアジア各都市のビジネスコストを算出してみた。人件費に、不動産、インフラ、生活、治安の各コストを加え、総合的な事業コストを比較。浮かび上がってきたのは、どの都市にも一長一短があり、バンコクに比べて極端にコストが低い都市はないという事実だ。低コストのフロンティアが消えるなかで、企業は事業内容にふさわしい進出先をこれまで以上に慎重に探していく必要がありそうだ。 Toshiryoku1.jpg 図はクリックすると拡大します。 昨夜(2/8)、経産省主催の「ツタグラ【伝わるinfographics】」のテーマ発表がありました。今回は「地球予算-全世界のODA予算分布から見えてくること」。  →ツタグラ_ODA とくに保健・医療分野の形をインフォグラフィックスで表現してみようという企画のカンファランスで、インフォグラフィックス作成や考え方のひとつのヒントとして、上記の日経新聞を例にお話ししました。 1つのデータでははっきりしないことでも、複数のデータを結びつけること別の形が現れて来ることがわかります。 元旦から始まった日本経済新聞の「アジアビジネスマップ」Asia Business Map。 TUBE GRAPHICSはグラフィック・ファシリテーターとして、またコンセプトデザイナーとしても制作に協力しています。 この「アジアビジネスマップ」はビジネスパーソンに役立つアジアの情報を、イラストや地図を組み合わせた「インフォグラフィックス」の形で構成し、基本的に毎週火曜日、全10段で登場します。(次回は2/11の月曜日)