2次元バーコード……日本のQRコード、世界にはどんなものが?
2008.10.26 Sunday
このように日本で盛んに使われているデンソーウェーブが開発したQRコード。
昨年のボストンでのデザイン会議では日本の珍しいものとして紹介されていたが、
最近の様子を調べてみた。QRコードは日本だけのものなのだろうか。
上のCMのコードをケータイで読み取れば広告主G-STAR RAWのWebSiteに真直ぐだ。
WebSiteに誘導するためのURL記録だけでなく、情報の記憶層が2次元になったために、
1次元に比べて情報を保存する容量がかなり増え、電話番号はもちろん、
商品案内やショートメールサービス(SMS)など、多めのテキストの記録も可能だ。
数字のみは7,089文字、英数字なら4,296文字、漢字1,817文字:原稿用紙4.5枚分!
IATAは昨年、ケータイ上のAztec、Datamatrix、QRの3つのバーコードを
紙の搭乗券に代わるチェックイン規格に決定し、今年の6月1日からeチケットとして
全世界で運用が開始されるなど使い方は多様になってきている。
→昨年の決定についてのもと記事(Herald Tribune)
QRコードをお墓に使った供養の窓というサービスもあるそう。ケータイで墓参りか…。
QRコードは徐々に世界展開し始めてている。シンガポールではEzCodeと呼ぶようだ。
例えばLendorff.Kaywaのサイトを見てみよう。
二次元バーコードのおもなものを5つあげると、
・QRコード……日本発、無料なので試しに作ってみて
・Aztec code
・Datamatrix……無料なので試しに作ってみて
・mCode……無料なので試しに作ってみて(登録後)
・ShotCode
↓ナイキのCMでこのShotCodeが登場している。
Brazilian footbal, Nike & ShotCode - a movie
現在のモノクロから、カラーコードのようにカラー化が進んで更に情報量が増えそう。
でも展開に限度があるカラーよりは3D化の方が将来性がある気がするのだが。
いや、全く違う、もっと簡単なアプローチが生まれる可能性もある。