鎌田浩毅さん講演:コミュニケーション技術「ブリッジマン」への道
2007.11.21 Friday 16:53
先月の東北大学での講演に続き、このところ追っかけをしている人物がいる。
京都大学大学院 人間・環境学研究科教授の鎌田浩毅さん、火山の専門家だ。
世界一受けたい授業や爆笑問題のニッポンの教養などでご存知の方もあるはず。
ご自分の経験から、難しい言葉、険しい表情からは何も伝わらないのに気付いた。
コミュニケーションの橋渡しする「ブリッジマン」に、みんなにもなってほしいと
ブリッジマン鎌田氏は全国を忙しく回っている。
これは「情報デザイン」の根っこのことだ。
情報デザインフィールドにいる我々こそ、全員がブリッジマンでなくてはならない。
近づいてきても難しい言葉や表現の壁で引き返してしまったら存在意義なし。
この日は、財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センター(原環センター)の
研究発表会の特別講演に飛び込んだ。
講演概要:地層処分事業を円滑に進めるためには、技術者・研究者といえども社会との コミュニケーション技術が必須である。富士山など活火山の防災研究で演者が 得た知識と経験をもとに、強力なノウハウを紹介する。簡単に言うと、専門家や学者は一般の人のフレーム(額縁)に合わせて 話をしなければ何も伝わらないということ。 このファッションの赤の革ジャンは火山の赤、見た目から引き付ける工夫も流石だ。 コミュニケーション技術の基本がスーッとおもしろく伝わってくる。 この日もスライドは使わず、絶品トークが冴えた。 2008年11月24日(月:勤労感謝の日の振替休日)に、今春に放送された 「爆笑問題のニッポンの教養・京大スペシャル」が再放送される。 NHK総合テレビ 午前10:05~11:33 12月20日に講談社現代新書『ブリッジマンの技術』がでる。すぐ読みたい。 ↓ 12月23日の下記のエントリーはこの続きです。 『ブリッジマンの技術』京都大学の鎌田浩毅さんからいただきました。 鎌田浩毅さんのホームページ
キーワードは「ブリッジマン」である。
- 作者: 鎌田 浩毅
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/17
- メディア: 新書